私たちのいま

(プロジェクトの背景)

長門市では、農業法人による水稲・麦・大豆の他、特産のスイカなどによる土地利用型農業が中心です。また、畜産業も盛んであり、その堆肥を利用した環境にやさしい農業にも取り組む法人が増えています。農業経営の効率化を目指し、個人営農から集落営農へ、さらには農業法人化へとシフトしてきており、今では３３の農業法人と、３つの集落営農法人連合体が市内の大半の農地を集約し、地域農業を守っています。

活動内容

(活動ミッション)

１．農業経営・技術を習得すること
農業経営に必要な基礎知識、農業用機械の取扱技術を、研修や実務を通して身につけるとともに、必要な資格等を取得していただきます。　

２．地域の農業への理解を深めること
（一社）アグリながとでの研修の他、市内の農業法人や農家での研修を通じて、地域への理解を深めながら人脈を作り、地域農業の未来を担う人材として研鑽してください。

３．本市の農業振興に際し必要な業務
また、ＳＮＳ等による情報の発信等、魅力を伝える活動もぜひ行っていただきたいです。

４．その他
農業大学校の学生、高校生等との交流活動など、地域での関係構築や学びを深める活動を行っていただきます。

3年間の活動ステップ

１年目【基礎研修】【勤務地：防府市】
山口県立農業大学校（防府市）での「やまぐち就農支援塾」にて、農業全般に関する基礎研修を受講。座学による講義、農業大学校のほ場での実習、先進農家への派遣研修のほか、必要な資格取得等を行います。希望者は寮を利用可能です。

2年目【実地研修】【勤務地：長門市】
長門市にある一般社団法人アグリながとにて現地研修を実施。アグリながとが耕作している農地で水稲などの栽培に取り組みます。他に、長門市内の農業法人に出向いて作業し、技術を磨きます。
「長門地域法人連絡協議会」（ＪＡ）と連携を取りながら、任期終了後に就業する法人とのマッチングをします。

〇農業研修制度について
地域おこし協力隊としての任期２年間を農業研修期間とし、１年目基礎研修を山口県立農業大学校の「やまぐち就農支援塾」で、２年目実地研修を長門市にて「一般社団法人アグリながと」の支援を受けながら学んでいただきます。

退任後の進路

農業法人で働きながら耕作面積を広げ、スマート農業を体現していただいたり、就業した法人にて新しい発想・視点で6次産業化など儲かる経営の研究に取り組んでいただいたりする活動を期待しています。
任期中に農業経営に必要な基礎知識、農業用機械の取扱技術、資格の習得等のスキルアップしておられますので、退任後にそれらを活かして農業の担い手となるべく、市内農業法人への就業に向けてバックアップいたします。

一緒に仕事をするチーム

〇一般社団法人アグリながと
地域農業の最後の守り手として、長門市の農業活性化に必要な、就農希望者等の研修・指導、農産物等の生産及び販売、農作業の受託等を行っている第三セクターの法人です。平成３１年４月５日に設立しました。
これまでに、（一社）アグリながとが若い担い手候補生を雇用し、２～３年の研修を行ったのち、これまで６人の人材を地域に輩出してきました。
今回の募集では、地域おこし協力隊（２年目）の中間支援団体として、実地研修の他に地域の農業法人とのマッチングの役割を担います。

求める人物像

・農業や機械が好きで、根気強く探求できる人
・事業関係者や地域住民と協力しながら活動できる方
・新しいことに挑戦する気力と、慎重さがある方
・心身ともに健康で、田舎が嫌いでない方

募集対象

次の①～⑥の要件をすべて満たす方
①３大都市圏をはじめとする都市地域等に住民票を有し、任用後に長門市に住民票を移すことができる方
②普通自動車運転免許を取得している方
③ワード、エクセル、パワ―ポイント、インターネットなどの基本的なパソコン操作ができる方
④心身ともに健康で、事業関係者や地域住民と協力しながら活動できる方
⑤農業、法人就業に強い関心のある方
⑥雇用期間終了後、農業法人に就業し、定住する意欲のある方

募集人数	1人
勤務場所	一般社団法人アグリながと（山口県長門市日置上５９１５－２）
募集期間	令和７年７月３１日（木曜日）※必着

任用形態

長門市の会計年度任用職員（一般職非常勤職員）として任用します。

任用期間

令和８年４月１日～令和９年３月３１日まで　※着任日は相談に応じます
※年度ごとに勤務実績等を踏まえて更新します。（２年間の任用を予定）

勤務日等

勤務時間：週３１時間
　※やまぐち就農支援塾にて基礎研修を学ぶ間は、塾のカリキュラムに従ってください。
　　（基本的に週5日のカリキュラムです。）
　※勤務日数や任務に差し支えない範囲での副業等相談に応じます。

報酬等

・月額：１８９，８００円（※）
・期末手当：報酬月額の4.6月分（6月期、12月期それぞれ2.3月）を支給
　ただし、在職期間に応じて所定の割合を乗じた額を支給
・通勤手当：通勤距離が片道2km以上の場合は市の規定に基づき通勤手当相当の報酬を支給
　※やまぐち就農支援塾で学ぶ間の、勤務時間数の増加によって生じる会計年度任用職員の報酬額との差額については、（一社）アグリながとが別途支給します。

待遇等

・福利厚生：社会保険（健康保険、厚生年金）、雇用保険に加入
・住　　居：市が用意した市内の空き家を隊員に貸与
（住居賃料は市負担、その他の引越費用及び光熱水費、生活用品等は自己負担）
・休　　暇：任用期間等に応じて年次有給休暇及び特別休暇を付与
・服　　務：一般職の地方公務員として守秘義務、職務専念義務など服務上の規程が適用されます
・そ の 他：勤務時間中の協力隊活動に必要な車両及びパソコン等は貸与、作業着及び事務用品等は支給。
※協力隊に貸与する車両は勤務中のみ使用可能です。市内での生活、通勤等の移動手段に自動車は必要不可欠ですので、自家用車の持ち込みをお勧めします。
※任期終了後、条件によっては下記補助金を活用できます。
　・長門市地域おこし協力隊定住支援補助金：上限50万円…定住に係る空き家改修
　　（中学生以下の子どもと同居の場合は上限75万円）
　・その他、就農に関してはさまざまな補助があります。

応募期限

令和７年７月３１日（木曜日）※必着

応募方法

「令和７年度長門市役所会計年度任用職員登録申込書」と「長門市地域おこし協力隊応募用紙」に必要事項を記入し、長門市役所企画政策課に郵送又は持参又はメールにて提出してください。なお、提出いただいた書類は返却しません。

選考方法

採用条件

任期１年目は、農業全般に関する技術及び専門知識を体系的に習得する期間と位置付けております。そのため、山口県立農業大学校で実施される「やまぐち就農支援塾（法人就業コース）」（防府市）を受験し、塾生となっていただくことを条件とさせていただきます。
ただし、農業経験者で３年以上の実務経験を有し、おおむね下記資格等を取得されている方はこの限りではありません。
・大型特殊自動車免許（農耕車限定）
・刈払機取扱作業者安全衛生教育
・けん引免許（農耕車限定）
・フォークリフト運転技能講習
・毒物劇物取扱者
・危険物取扱者（乙種第4類等）
・農業簿記検定

※「やまぐち就農支援塾」入塾試験について
試験日：別途調整します。
令和8年度募集は現時点で未定ですが、例年は一次募集：8～9月、10月試験、二次募集：11～12月、12月試験、三次募集1～2月、2月試験となります。
試験会場：山口県立農業大学校（防府市）
受験料は無料、試験会場までの交通費等は自己負担となります。
※第１次選考合格者に対し、やまぐち就農支援塾の試験日までに市担当者等との面談を予定しています（オンライン面談可能）。

その他

この募集は、議会における令和８年度予算成立を前提に実施するものです。予算成立の状況により、本募集内容を変更する場合があることをあらかじめご承知おきください。

募集要項

• 募集要項（PDF）
• 応募用紙（PDF）
• 応募用紙（Word）
• 会計年度任用職員登録申込書（PDF）
• 会計年度任用職員登録申込書（Excel）